さぶかるもん

アニメ歴約20年、ドラマ歴約5年の硬派オタクによる備忘録

『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』 ネタバレなし感想

基本的には活劇エンタメなので、あまり語ることはないのですが、面白かったです。 数々のドラマを手がけた、ラブストーリーの名手である大石静さんの初アニメ脚本で、その手腕がこの作品でも発揮されており、ヒロインが禁断の恋をし、様々な壁を乗り越え向き…

作り手の驕りと逃げが目立った『Re:CREATORS( レクリエイターズ )』

まず感想を簡潔に言うと、思い入れもないキャラたちによる微妙なシナリオのスーパーロボット大戦というのが正直なところ。 特番が3話入ったのは、あおきえい監督のインタビューで語られていますが、要は公開されている広江礼威氏の原作シナリオ通りに作った…

『お母さん、娘をやめていいですか?』へのカウンターとしての『過保護のカホコ』

『お母さん、娘をやめていいですか?』(以下、オカムス表記)は、今年NHKで放送された井上由美子脚本のドラマで、娘を支配し、依存する毒親を描き話題となった作品で、『過保護のカホコ』(以下、カホコ)と共通点は多い。しかし、描かれ方は正反対的で『オ…

2017年10月放送開始ドラマ 注目作6選

前期はお休みしてしまいましたが、また始めます。 ・奥様は、取り扱い注意 http://www.ntv.co.jp/okusama/ 【脚本】金城一紀 【演出】猪股隆一 【主演】綾瀬はるか、広末涼子、本田翼 これまでの金城さんの作品とは毛色が違う、ホームドラマとアクションを組…

『正解するカド』感想 その2

後で思ったことを追記。 ワムやサンサという、ドラえもんで言うところの秘密道具をヤハクィザシュニナが授ける段階で終わっていて、それをどう使って、何が起こったかが全く描かれないというのは、やはりSFとして物足りない。 あと、ワムが公表されてからの…

『正解するカド』感想 ※若干ネタバレあり

最後の展開に不満を漏らす人が散見されますが、私も同感で、野崎まどさんの小説は、『know』だけ読んでいるのですが、一部テーマが似通っている部分があって、それの悪い焼き直しという印象を持ってしまいます。 アスキーの野口光一Pのインタビューで、バト…

バニラ・エア騒動、当事者・木島英登さん出演 TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』特集「バニラ・エアの車椅子対応から考えるバリアフリーのあり方」要点まとめ

はてなダイアリーの方に記事を書きました。 http://d.hatena.ne.jp/benitomoro33/20170701/p1

2017年春アニメ ほぼ全作品1話レビュー

好み順に並んでいます。 『正解するカド』 小説家の野崎まど脚本のファーストコンタクトSF。アニメ的な釘宮ボイスの好奇心旺盛な科学者を登場させつつ、政府の対応を中心にきっちりエンタメとして魅せていて、面白い。プロデューサーのインタビューによると…

コードネームミラージュ Episode 01「始まル」 感想

公式HPのイントロダクションに、原作の広井王子氏のメッセージが書かれているのですが、ちょっと日本のドラマをちゃんと観てないのかなという感じを受け、大言壮語な作品にならないか不安を抱きつつ視聴。 「牙狼」シリーズのプロデューサーでお馴染みの二宮…

2017年冬季アニメ ランキング

1月放送開始アニメ、前期からの継続作品のうち、最後まで観た作品のランキング。『3月のライオン』は続編決定したので後回しに。 1位『昭和元禄落語心中』 別途、詳細な感想を書く予定ですが、最終回を受けての簡単な感想を。 小夏に両親の死の真相を話さな…

『嘘なんてひとつもないの』 感想

BSプレミアム「プレミアムよるドラマ」枠で放送された『嘘なんてひとつもないの』のレビュー。 原案は、CM『au三太郎シリーズ』や『家庭教師のトライ』など、話題作を手がけるCMプランナー・篠原誠さん。 高校時代に長い付き合いの同級生による裏切りによ…

【 亜人ちゃんは語りたい 】評 マイノリティへの合理的配慮のあり方、理想的な向き合い方

「亜人ちゃんは語りたい」の世界は、怪物や妖怪が亜人(デミ)と呼ばれ、一般社会に自然に溶け込んでおり、社会的な弱者として亜人に対する「生活保障」が出ていたりするといった設定で、物語は、高校を舞台とした亜人に興味がある教師と、亜人の生徒との交…

表現することの根源を問う『カルテット』

この作品から色々語れることは多く、どういった方向で感想を書こうか迷ったのですが、最終回で4人に宛てられた手紙を軸に、クリエイター論を語ってみたいと思います。 まず、カルテットドーナツホールに送られた手紙の引用。 皆さんは奏者として才能がないと…

2017年春ドラマ 注目作8選

いつも通り、とりあえず1話は全て観ると思いますが、個人的期待度の高い順に作品を紹介します。 CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 http://www.ktv.jp/crisis/index.html 【脚本】金城一紀 【演出】鈴木浩介 、白木啓一郎 【出演】小栗旬 、西島秀俊、田中哲司、…

2017年冬季アニメ 視聴継続作品の感想

1月放送開始アニメの6話までの感想です。今回から、続編作品含めての感想を書いていきます。好み順に並んでいます。 『昭和元禄落語心中』 ストーリーも抜群に面白いし、落語に限らず、文化、とりわけ大衆文化について、時代変化の中でのあり方の講釈も興味…

『けものフレンズ』 より、おっさんフレンズたちがはしゃぐ『バイプレイヤーズ』の方がたーのしー!件

けものフレンズ』が最近話題になっていますが、私は、1話を10分程観たところで限界が来て、中途離脱してしまい、フレンズになれなかった口です。 子ども向け作品的なものとして捉えるなら、数多ある過去の子ども向け作品より秀でてる面も特に感じず、短編だ…

2017年冬季アニメ 視聴継続作品 3話までの感想

1月放送開始アニメ(続編除く)の3話までの感想です。『BanG Dream!』1話の感想も追加。好み順に並んでいます。 『鬼平』 後味の悪い話が続くけど、そこが醍醐味。 『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃~』 心の弱さと立ち向かうといったことが主題かな。…

2017年冬アニメ ほぼ全作品1話レビュー

1月放送開始アニメ(続編除く)をレビュー。好み順に並んでいます。未放送の『BanG Dream!』は後で追記予定。 『鬼平』 アニメだからこそできるエグい表現もあり、殺陣も動きを押さえて効果的に格好良く魅せる演出が冴えている。宮繁之監督のこれまでの作品と…

名作になり損ねた『フリップフラッパーズ』

一応、最後は綺麗にまとまったけど、大元となっているピュアイリュージョンを研究していた組織はそもそも何が目的なのかあやふやで、観念的な設定が都合良くあって、そこはすっきりしないままでした。 全体的に百合要素や、アニメ的パロディを基本としたバラ…

このドラマがすごい! 2016

2016年放送のドラマ(SP込み、WOWOW作品除く)の個人的トップ10を紹介。今年は豊作で、来年も期待したいと思います。 1位『逃げる女』 水野美紀演じる西脇を巡る状況と、ぶっ飛んだキャラクターの仲里依紗演じる美緒の境遇などを通じ、時代のざらつきを、う…

2017年1月放送開始ドラマ 期待度ランキング

期待度の高い順に作品を紹介します。 1. バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~ http://www.tv-tokyo.co.jp/byplayers/ 脚本:松居大悟、ふじきみつ彦、宮本武史 監督:松居大悟、横浜聡子、竹村謙太郎、守下敏行 出演:遠藤憲…

2016年10月放送開始アニメ 視聴継続作品 2話までの感想

一通り新作を見終えたので、2話の時点で視聴継続予定の作品の簡易感想を好み順に書いていきます。 『終末のイゼッタ』 久々の亜細亜堂オリジナルアニメで、藤森雅也監督による大人向け作品ということで注目していました。『純潔のマリア』の延長線上の話な印…

2016年10月放送開始ドラマ 期待度ランキング

期待度の高い順に作品を紹介します。 1. IQ246〜華麗なる事件簿〜 http://www.tbs.co.jp/IQ246/ 脚本:泉澤陽子、栗本志津香、原涼子 演出:木村ひさし、坪井哲雄、韓哲 出演:織田裕二、土屋太鳳、ディーン・フジオカ、中谷美紀 ほか タイトル通り、IQ246の…

プレミアムよるドラマ『ママゴト』 1話感想

【演出】中田秀夫【出演】安藤サクラ、小山春朋(子役)、臼田あさ美、古舘寛治、根岸季衣、杉本哲太 ほかNHKBSプレミアム放送のドラマ。演出はホラー映画でおなじみの中田秀夫さんですが、漫画原作の人情子育てもので、主人公のスナックのママ「映子」が、…

2016年7月放送開始アニメ 視聴継続作品 簡易感想(2話時点)

2話の時点で視聴継続予定の作品の簡易感想を面白かった順に書いていきます。 『モブサイコ100』 とりあえず、キャラが生き生きと動いているのが愉しい。ストーリーは、ギャグ要素が強いけど、青春ものとしてどう転がるかが今後のポイント。 『91Days』 スト…

『神の舌を持つ男』 1、2話 感想

堤ワールド満載であるが、『TRICK』ほどはっちゃけておらず、今のところ2時間サスペンスのパロディの域を出ていない。舞台もメインが温泉地なのであまり代わり映えせず、ミステリーの部分でもいまいち。脚本家の櫻井武晴さんは、これがTBSでの全話脚本担当作…

『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』総評 内向きで響くものがあまりなかった

「正義」とはトラウマのようなものだ これは精神科医の斎藤環さんが08年にPHPオンラインの連載で『ダークナイト』を主軸に語った理論で、この作品の主人公たちもそれを背負っており、個人的には大好物な話で期待していたんですが、いまいち乗れなかったのが…

話がまともに作れないならポエムを書けばいいと思うよ 『キズナイーバー』&『迷家』の難点 ②

前回の記事はこちら 今回は『迷家』についての感想とまとめを書いています。 『迷家-マヨイガ-』 こちらはホラーなので設定の粗はそこまで気になる部分はなかったのですが、何故わざわざ生活環境の不明な都市伝説の村で人生をやり直そうとするとかという動機…

話がまともに作れないならポエムを書けばいいと思うよ 『キズナイーバー』&『迷家』の難点 ①

今をときめく岡田麿里脚本のオリジナル2作が残念な出来だったので、何が駄目なのかを考察。 共通する主な問題点は、設定が投げやり、結論含めてほぼ台詞で説明、トラウマ描写がおざなり・紋切り型でキャラの深みがない、都合のいいアシストキャラが目立つ、…

2016年春ドラマ 総括

観れた作品の中で、面白かった順に並べると、『奇跡の人』、『火の粉』、『僕のヤバい妻』、『トットてれび』、『99.9―刑事専門弁護士―』、『コントレール ~罪と恋~ 』といった感じになります。 『奇跡の人』の感想はこちらに書いたので、それ以外の作品の…