さぶかるもん

アニメ歴約20年、ドラマ歴約5年の硬派オタクによる備忘録

アニメ

ufotableと『星合の空』から考えるアニメの多様性の現在

片渕須直監督のインタビュー記事に絡めて、個人的にアニメ業界に多様性がなくなってきていると感じる象徴的な事象について書きます。ufotableといえば、今や『鬼滅の刃』の爆発的ヒットで、京アニと肩を並べるような知名度を持ったと言えるアニメ会社であり…

2016年7月放送開始アニメ 視聴継続作品 簡易感想(2話時点)

2話の時点で視聴継続予定の作品の簡易感想を面白かった順に書いていきます。 『モブサイコ100』 とりあえず、キャラが生き生きと動いているのが愉しい。ストーリーは、ギャグ要素が強いけど、青春ものとしてどう転がるかが今後のポイント。 『91Days』 スト…

『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』総評 内向きで響くものがあまりなかった

「正義」とはトラウマのようなものだ これは精神科医の斎藤環さんが08年にPHPオンラインの連載で『ダークナイト』を主軸に語った理論で、この作品の主人公たちもそれを背負っており、個人的には大好物な話で期待していたんですが、いまいち乗れなかったのが…

話がまともに作れないならポエムを書けばいいと思うよ 『キズナイーバー』&『迷家』の難点 ②

前回の記事はこちら 今回は『迷家』についての感想とまとめを書いています。 『迷家-マヨイガ-』 こちらはホラーなので設定の粗はそこまで気になる部分はなかったのですが、何故わざわざ生活環境の不明な都市伝説の村で人生をやり直そうとするとかという動機…

話がまともに作れないならポエムを書けばいいと思うよ 『キズナイーバー』&『迷家』の難点 ①

今をときめく岡田麿里脚本のオリジナル2作が残念な出来だったので、何が駄目なのかを考察。 共通する主な問題点は、設定が投げやり、結論含めてほぼ台詞で説明、トラウマ描写がおざなり・紋切り型でキャラの深みがない、都合のいいアシストキャラが目立つ、…

『おそ松さん』は映像ギャグの概念を変えたのか

今やほぼオワコン化していると思われる岡田斗司夫さんが、『おそ松さん』を映像ギャグの概念を変え、アニメの中で今まで遅れていた笑いの分野で世界最先端になったとベタ褒めしており、この発言について検討をしていきたいと思います。 ライターの多根清史さ…

『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』1期 総評

仮面ライダーG3的なパワードスーツを着て街の平穏を守る、問題有りの特殊部隊の活躍を描いた話。 荒川稔久、井上敏樹、荒木憲一、石橋大助(敬称略)と数々の特撮作品に関わってきた脚本家が参加しており、特撮ファンは見て損はないと思います。 全体としては…