さぶかるもん

アニメ歴約20年、ドラマ歴約5年の硬派オタクによる備忘録

2019年春アニメ 視聴継続作3話までの感想

今回は現段階では甲乙つけがたいところがあるのでランキング形式ではありません。

 

『さらざんまい』

時代に合わせているのか、幾原作品は段々ネタ度が増して話が低年齢層向け化している感じで、今回のは高松信司監督の『美男高校地球防衛部LOVE!』に近く、なんか求めている方向とは違うんですが、決闘して願いを叶えるといったところではウテナと似ている部分も。欲望(願い)といったテーゼでいえば、個人的には仮面ライダーオーズを思いだすのですが、この作品ではどう描くのか気になります。

以前はてなダイアリー時代に書いたオーズの感想はこちら。https://benitomoro33.hatenadiary.org/entry/20110913/p1

 

『キャロル&チューズデイ』

発表段階では脚本として渡辺あやさんの名前が出ていたんですが、HPが更新されたら名前が消えてしまって、何があったのか気になるところ。

 

今の段階的では凡庸なサクセスストーリーといった感じで、楽曲面以外では秀でたものは感じず不安。

音楽とAIといったところでは、渡辺信一郎監督は『マクロスプラス』でバーチャルアイドルを扱っていますが、その駄目な焼き直しにならないことを願います。

あとは、触れ込みで語られる「火星の歴史に刻まれることとなった奇跡の7分間」が、説得力を持った、視聴者が白けない形で描けるのかがポイント。

 

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

原作は未プレイですが、『動物化するポストモダン』を読んでいるので概要や重要性はある程度理解しています。シュタゲの成功例はあるものの、なんかこれはうまくいってない感じが現段階ではしますが、まだ序盤なので静観。

 

フルーツバスケット

2001年放送の大地丙太郎監督の作品は視聴済み&同時に見直し中。キャラの背中カットが印象的なOP含め、前作を踏襲している印象で絵柄以外の部分では今とのころ大きく変わらず。ただ、やはり大地監督版の方がコメディ描写は良くて、進むペースは殆ど同じでも体感のテンポがよく、楽しさでは前作の方が勝っている感じ。原作は読んでいないので続きがどうなっているのかを楽しみにしたいです。

 

鬼滅の刃

掴みは良かったけど、修行の部分やキャラの思考が時代が大正なので仕方ない部分があるものの、前時代的ワンパターンさでちょっと萎えた。今後面白くなるようなので期待。

作品とは離れますが、ufotableについて少しだけ書くと、個人的には設立初期のサブカル度が高い作品をやっていたころの方が断然好きで、FATE以降はちょろっと出したOVA以外は原作もののみといった状況を、クリエイティブ精神を失ってしまったのか、いやまだじっくり準備を整えている段階なのかもしれないと複雑な気持ちで見守っていた中、今回の脱税はやはり残念で、今後にも期待できないかなと半分見放しの心境。

 

『群青のマグメル』

作者は中国の方でbilibiliも製作に関わっている。

作者も公言している通りHUNTER×HUNTERはじめ、他ジャンプ作品からの影響が多分に見られ、監督もNARUTOの伊達勇登さんということもあって、それなりに面白い。今のところ一話完結型でドラマの積み重なりがあまりないけれど、今後の展開に期待。

 

『消滅都市』

ゲーム未プレイ。2話まで、特筆したものがなく、スクーター頑丈すぎだなぐらいに思ってたところ、3話が、震災メタファーものとして、いとうせいこう著『想像ラジオ』を思わせるような内容で良かった。惜しむらくは、アイドルについて描写が少なく、なんの思い入れもないので感情があまり入らないというのが欠点。まあ、アイドル好きな人は勝手に好きなアイドル代替して見ることができるかもしれませんが、もっと話をかけて欲しかったところ。

想像ラジオ (河出文庫)

想像ラジオ (河出文庫)